2008-12-10

【レビュー】428 ~封鎖された渋谷で~

アドベンチャーものってあんまりやらないんだよね・・・



って人は是非やってみてほしいゲーム.

実は自分もそうだった.



このゲームは「街 ~運命の交差点~」のゲームシステムを引き継いだ続編.

「街」は今から10年前,セガサターンで出たチュンソフトのゲーム.



「街」のときからザッピングシステム(テキスト中のある単語から他の主人公のストーリーにジャンプするシステム)は斬新で面白かった.

ゲームの主人公は複数いて,同じ時間軸を行動.

ひとりの主人公のストーリーを進めていくと,途中で強制的にストップをかけられしまい,

続きを見るには他の主人公からザッピングをしないとみれないという仕様.

このシステムのおかげで,ストーリーの先が気になって,飽きることがない.

これが10年前のシステム.考えた人はホントすごいと思う.



今回の「428(ヨンニイハチ)」は,前回「街」と同じく渋谷を舞台にした

サウンドノベル(これはチュンソフトの商標登録なので,大域的にはアドベンチャー).

今回のストーリーの流れは一見関係なさそうなところから段々一つに収束していくイメージで,

ストーリー全体的にはサスペンスの色が多い印象.



それでもシリアスに特化するわけではなく,

ところどころにネタが詰まっていたり,ふざけた選択肢があったりするのが面白い.

そのバランスが絶妙なのは,チュンソフトの得意とするところだろうか.



「10年前は~」というようなフレーズで入っている「街」のネタもユーザをニヤッとさせる要素のひとつ.

クリア後もボーナスストーリーとかミニゲーム的なものとか,特典が多いところも評価できる.

 

正直なところ,エンディングでは普通に泣きそうになりました.

ボーナスシナリオ1でも泣きそうになりました.



さすが,ファミ通クロスレビュー40点とっただけはある.

今年はこのゲームでおなかいっぱい.







・・・あれ?今回は,無駄に文章がまじめになってしまった.

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